Dr. kiyo(工学博士) コスメの話


 

Vol.1  2006年3月20日

「肌の老化について

 一般的に肌の老化は、下記の5点(乾燥、光、血行不良、乱れた生活習慣、遺伝)が原因だといわれています。

@乾燥
乾燥は肌にとっては大敵です。取り急ぎ肌の老化を防ぐには乾燥を防ぐことが最も大切です。角質層は、肌の表面の約20マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)と薄いそうですが、人間の体はこの層によって外界から守られています。しかし、乾燥するとこの角質の滑らかさが失われ、小ジワとなってあらわれてきます。

A光
光は肌にさまざまな弊害をもたらします。
人の肌の奥にある真皮にはコラーゲンが多く存在します。コラーゲンは真皮の繊維の7割(残りはエラスチンなど)とも言われており肌の弾力を保っています。光はコラーゲンを間接的に分解してしまう作用があるため、肌の弾力を失いシワのもととなってしまいます。また、光はシワだけでなくシミの原因にもなります。光によってメラノサイトという細胞が活性化され、余計な色素が放出されることでシミの原因となってしまいます。直射日光を遮るために、サンスクリーン剤を塗ったり、日傘などをさすことは肌の美を保つには重要であると考えられます。

B血流
血流が悪くなると肌に栄養分が届きにくくなるために、肌の老化の原因となります。血流を良くするためには、風呂上がりなどに適度なマッサージを行うことをお勧めします。もちろん、血流促進効果のある物質の入った化粧品を使用することも悪くありません。

C生活習慣
不健康な生活を送ることは、肌にとても悪い影響を及ぼします。
例えば、肉など脂っこい料理に偏った食生活はニキビや吹き出物があらわれやすくなり、肌の状態を悪化させる要因となります。また、ストレスや睡眠不足、運動不足などは、肌トラブルの原因となりますので、肌だけでなく体型維持などトータルな意味で美を保つためにも、日々ストレスの無い健康的な生活を心がけてください。

D遺伝
生まれつき肌の綺麗な女性はいますが、ほとんどの方はご自分の肌にコンプレックスを持っておられるようです。しかし、いくら生まれつき肌が綺麗だからと言っても、上述した@からCまでの手入れを怠るとさらに老化は進んでしまいます。逆に肌に自信の無い方でも、肌の状態を良くすることは可能です。

以上、当社で考えている肌の老化の原因を述べましたが、基本的にこれら@からCまでを満足していれば肌の老化はある程度は防げるものと思われます。

この他、各社各様で化粧品に美肌成分を配合しておりますが、いくら良い有効成分の入った化粧品を使っても上記の対策がなされていないと、美肌は保てないと思われます。
     

Dr. Kiyo (phD of Biomolecular Engineering)

大阪府生まれ
東京工業大学大学院生命理工学部バイオテクノロジー専攻博士後期課程修了
Lehigh university chemistry Dept. 博士研究員歴任
現在 オリオン粧品工業株式会社 研究部所属


     
     
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